テレワークにおすすめ!長時間座っても疲れない椅子の選び方

テレワークが普及してきた昨今、気がつくと長時間座りっぱなしということも増えてきました。長時間座っていると腰に負担がかかり、肩こりの原因にもなります。体に負担をかけない椅子とはどんな椅子なのでしょうか?快適に働ける椅子の選び方をご紹介します。

背もたれのあるタイプの椅子を選ぶには

背もたれのあるタイプには3つの種類があります。
背もたれの低いローバックは比較的価格が安いことが魅力ですが、支える力が弱く長時間のテレワークには向いていません。
ミドルバックはローバックより背もたれが高く、圧迫感がなく座り心地のよさを実感できます。人間工学に基づいて作られた高性能モデルもありますが、他の2つのタイプと比較して種類が少ないことが選ぶ際の課題です。
もっともテレワーク向きなのは背もたれの高いハイバックタイプです。体を支える力が強いので、長時間座っていても疲れません。ヘッドレストのあるタイプなど、座り心地を追及した商品も多数販売されています。デメリットはローバックと比較して価格が高いことや、人によってはそのサイズの大きさに圧迫感を感じることが挙げられます。 腰痛のある方には、ランバーサポートがついていると腰への負担が軽くなります。ランバーサポートとは背もたれに体を預けたときに、姿勢がSの字になるようにサポートしてくれるクッションです。

椅子のタイプで選ぶには

椅子には様々な形のものがあります。人間工学に基づいて作られたエルゴノミクスタイプは、人間の体の構造を考慮して作られています。前傾姿勢に対応し猫背や反り腰を防ぐ設計になっているため、テレワークで1日中座り続けている方にはおすすめです。椅子によって体の不調を感じている人からも選ばれています。
高級感のあるエグゼクティブタイプは、重厚感がありプレジデントタイプとも呼ばれています。本革の製品もあり、部屋に置くだけで部屋全体に高級感が生まれます。柔らかな座り心地も魅力です。座面が広いのでリラックス効果があります。メッシュタイプと比べると通気性が劣るので、夏場には暑いと感じることもあるかもしれません。蒸れは直接的な疲労の原因ではありませんが、快適さという観点からはマイナスで、不快感が疲労感につながることもあります。
ゲーミングチェアはeスポーツ用に作られているので、もともとテレワークなどの長時間の使用に向いたタイプです。ゲーミングチェアも人間工学に基づいて設計されているので、肩こりや腰痛を防ぐことができ、座り心地も良く、疲れません。

椅子の素材で選ぶには

椅子の素材も、長時間座るテレワークでは大切な要素です。ファブリック製はもっともポピュラーな素材であり、柔らかすぎない快適な硬さです。ファブリックとは生地や織物のことで、布製品一般を指します。価格が安いことが魅力ですが、使い込むうちに手触りや硬さなどが変わってしまうので耐久性があるとはいえません。汚れも目立つので汚れが目立ちにくい色を選ぶとよいでしょう。
メッシュ素材なら通気性に優れているため、テレワークで長時間座っても蒸れにくく快適です。汗や湿気によるベタつきも防いでくれます。湿気の多い梅雨や蒸れやすい夏のことを考えれば、1年中使い心地のよいメッシュタイプが適しています。
耐久性や汚れの目立ちにくさを考えるなら革製品という選択肢もあります。テレワークで使うなら、長く使えることも視野に入れる必要があります。手入れが大変という弱点もありますがゴージャスで経年劣化の風合いも楽しめるので、見た目にこだわるなら皮製品を選ぶのもよいかもしれません。

テレワークで使う椅子を選ぶには、長時間座っていても肩や腰に負担がかからない姿勢に整えてくれるか、湿気や蒸れを防いでくれるか、耐久性があるかなど様々な観点があります。総合的に見てテレワークに向いているかを判断するとよいでしょう。